8月26日、奈良の鹿愛護会事務所で「奈良のシカ×生物学史ワークショップ」(主催:日本科学史学会生物学史分科会)が開催されました。20名の方にご参加をいただき、活発な意見交換が行われました。当会と研究者でチームを組んでのワークショップは、今回が2回目になります。当会からは、事務局長、事業課スタッフより「シカを見守る―奈良の鹿愛護会の活動―」と題して、愛護会の歴史、事業内容についてご紹介しました。
また今回は特別に、捕獲作業の様子について、実際に用いる道具を紹介しながら詳しく報告しました。
プログラムの最後には、主催者・参加者を交えて、愛護会の活動、ならびにシカの保護管理の歩みとこれからについて、さまざまな見地から意見交換をしました。
事故防止のため、愛護会では角の完成したオスジカを捕獲して、角を切ります。捕獲作業では、スタッフ一同これまでの経験を生かして、万全を期して作業をしています。大変危ない作業ですので、近くをお通りの際は離れたうえで、作業の様子を見守っていただければ幸いです。