鹿苑の鹿の食事中

鹿苑で生活している鹿は雄も雌も合わせて常に約300頭います。

毎朝掃除してエサを与えます。
鹿苑のシカ達は自分でエサを探しに行けないので、
サイレージや 乾燥した牧草、大麦、米ヌカ、ドングリなどを与えます。

エサの時間はみんな大喜び!必死になって食べるので口がヌカまみれに!2015.12.21

雨に濡れるとよけいにくっつきます。みんな鼻までヌカまみれ(笑)2015.12.21-2

2015.12.21-5

別に日の写真。食べながら横を向くので隣の鹿の背中にボロボロと食べこぼしが・・・
2015.12.21-3

みんな背中や頭に乗っかっています。乗っかっていても平気☆2015.12.21-4

食事の様子もそれぞれで可愛いです♪

※鹿苑での給餌は獣医と相談した上で行っています。
奈良公園内では米ぬかなど、鹿せんべい以外は与えないで下さいね。

鹿写真集「しかしか」のご紹介

奈良の鹿愛護会の会員様として
いつもお世話になっている鹿写真家の石井陽子さんの写真集が
発売になりました。

【石井 陽子さんプロフィール】
山口県生まれ。神奈川県在住。
レンズ越しに見える世界に魅せられて、国内外を旅して動物を撮影している。
2011年3月より、奈良、宮島などで人の街に棲み、
人間たちの決めた境界線を軽やかに越えて街を闊歩している鹿たちを捉えたシリーズを開始。

とっても可愛らしい鹿たちの姿が満載の写真集です!
とぼけた表情や、まどろんでいる姿に癒やされること間違いなし!
全国の書店や、Amazonでも注文できるそうです。ぜひチェックしてみてください。

 

また、銀座と大阪のNicon Salonで写真展も開催されますので
あわせてご案内します。

【石井陽子写真展】
『境界線を越えて』

鹿は、自然界のあらゆる動物と同じように、腹を満たし、糞をし、子供を産み育てる。しかし、多くの野生動物と異なるのは、奈良や宮島では鹿が人の街に棲んでいることだ。

奈良公園の鹿は春日大社の「神鹿」との謂れから大切にされ、特別天然記念物として保護されている。宮島でも、かつて鹿は 「ご神使」 として大切に扱われていたという。今も、奈良と宮島で鹿は観光客のアイドルだ。しかし、そのほかの場所では、鹿は農作物や木々を食べる害獣とみなされている。そのため、多くの地方自治体が鹿の頭数管理を実施している。2012年には全国で年間約20万頭近くが狩猟で捕えられたほか、27万頭以上の鹿が「駆除」された。

人の決めた境界線の中では、鹿をペットのように扱い、その外では害獣として駆除するのは人間たちの都合だ。だが、当の鹿たちは人間たちが引いた境界線を軽やかに越えて、街を闊歩している。そんな自由な姿を撮りながら、人が消えた街を鹿たちが占拠する日を夢想する。

銀座Nicon Salon 2016年1月5日(火)~19日(火)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)

大阪Nicon Salon 2016年2月4日(木)~10日(水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)

会期中無休、入場無料